雪の降らない風の強い街に 産声をあげた 希望に包まれて 大きなビルもない小さな街で いくつもの恋をして 幾度も夢見た 志しと片道 東京 握りしめた夢は今も胸の中 最高だった思い出が 汚れたって 壊れたって かかったこの魔法が とけるまで さめてしまうまで 赤い自転車に乗ればどこへでも 行けると思っていた 立ちこぎしながら あからさまな人を見ていたら 寄り掛かれる場所はないと 気付いたよ 太陽だった笑顔が くもったって 陰ったって 交わした手の数が ぬくもりが 胸を走らせた 想像した未来と全然違くても この道を選んでよかったよ 赤い自転車じゃ 追い越されてしまう事もあるけど 最高だった思い出を 何度だって 越えてくよ かかったこの魔法は どうやらまだとけそうにないよ 太陽だった笑顔は 光っている 辛くたって 乗り越えるほど 輝きは増していくのだろう かかったこの魔法が とけるまで さめてしまうまで