はじまりの合図は なんでもないような一瞬で いつか空っぽに ふっと 花火が咲いたこと もう誰も覚えていないけど 世界はきっと大きな パズルのようにできているんだ なくしたピースのほうが 多く見えるほど 広いみたいだから案外退屈しないさ 君にひとつだけ 伝えたいこと 明日も会えるなら そのときでいいや 例えばこのまま、ほらメイビー 今ならどこへでも行けるんだ 片手ぶんの勇気で十分 どうにだって歩いていける いつか世界が消えたって 僕らには言葉があるんだ どうでもいいことだって話してよ おとぎ話のような怪獣は 大きな口を開けて 僕らのことも 理由も全部 食べてしまうかもしれない それでも僕らがここにいたことは ずっと消えないんだよ ちょっと難しいかな そうだ、あとひとつ 忘れないでね 僕がいなくても 振り返らないで 涙の跡をたどればメイビー いま心が宇宙の真ん中 大事なものはもう十分 いなくなってしまうならいらない いつかこの魔法が解けたら 僕らにはなにが残るだろう なんでもないことだって 言わなくちゃ全部 そしたら、さよならだよメイビー このはやさだったら大丈夫 上手に言えなくてごめんね ほんとは好きだよ 嘘じゃないよきっと 円軌道をなぞって 地平線を越えたところへ あとひとつ もうひとつだけ 届けたいこと 時間の切れ間を見つけて ほんとに好きだよ 嘘じゃないよ絶対