遅咲きの桜、裏道の店、 自転車で 追い越した夏の夕日 未来語り寄り道して 一つの空見つけた 校庭の風、 日焼けした椅子に あの子と並んで すわっていた日々 「ちょっと高嶺の花だよ」 なんて笑われて あきらめかけた 帰り道ファーストフードに 寄って よく見つかって 先生に怒られたね 青い空、仲間と流す汗 飲みかけのジュースを 分け合った 消えてしまう街影に 一番星を見つけたよ 修学旅行 京都の夜に 君を呼び出して 告白したけど 答えはきっとわかっていたよ 気持ち抑えきれなかった いろんな季節を 刻んだ校舎の 思い出たちに 僕らのにおいをつけた 駆けていくグランド、 白いシャツ 探してた忘れ物、教科書も 落書きでうめたノート 小さな夢がかくれてた 教室に詰まっていた 青春という名の粒 最後のチャイム 思わず涙あふれてきたよ 逆らっていたけど 今日だけはただ抱き合いたい ほら泣かないで また昨日みたいに 集まって笑い合えればいい 大人になる まだよくわからない でもきっと今より 強くなるんだ 新しい朝日浴びて 同じくらい輝こう 「さよなら」僕達の precious days