Track by須和しわす
白く霞む道に埋もれかける足跡 愛しい貴方の名を冬の風に託して ああ 吹雪の中 黙って佇む後ろ姿が 薄れゆく 霞みゆく 消えてゆく 崩れ落ちる肩に降るは氷の涙 溶ける時を待てぬ心は後追い狐 あはれなるこの世はどうして 美しいのでしょう 生きる人の夢はどうして 儚いのでしょう 枯れ果てる心を伝う氷の涙 強く強くあれと慰む貴方の言の葉 遠い銀の空を仰ぐ氷の涙 溶ける時は彼方 私は黄昏狐