踊り場にて「最終階は近い」 赤い日が落ちてく 翻るそのワンピース 甘い季節だけ思い出していた 風はまだ仄青い 草原に寝ている 季節は等間隔じゃない 湿った夢を診ている カルテの空白はない 傷つけあってみて 傷なめあってみて 真っ赤なHb分け合って 歪なあやとり 私はまだ最終回に居たい 間違いない世界は あわいの中伸ばした手を すり抜けてゆく「さよなら」なんて 火葬場にて背景は見えない 赤い日が落ちてく 翻る写真無いピース 甘い季節だけ思い出せないな 私は季節の終わり 出会いと別れを知 ループする11th 泡の中で 私は乾いた言葉 で愛を伝えたいな 綯い交ぜの君へ ありがと