カナシミの食べ方をどうか僕にも教 えてくれよ神様 「おねがい!」 きらきらした涙が弾け飛んで消える 踊る そんな春が続くとか 思い込んでいたの 揺られた前髪 軽く風に乗って笑う 沈んでる気持ちとは反対の方向へ きらいなことなんて無かったはずな のに いつの日からか逆さの感情すら抱え ている 「こんな 曇り空には魔法をかけたいな……。 」 魔法のかかったカトラリーで 憂鬱を切り分けたら 魔法のかかったカトラリーで 甘いシロップをかけた きらいなものが増えていくたび きれいなものを見失うのは 「不思議だね。 」って聞いてみてもきっと 誰も知らないじゃっじゃっじゃじゃ ーん ゆらゆらした木の葉が風に巻かれ落 ちる踊る そんな秋が心地よく キズアトを撫でる 揺れない前髪 切り揃えたひとりぽつり 「空は青い。」だなんて 誰が言ったウソなの? きれいなものだってたくさんあった のに いつの日からか君と僕を比べて落ち 込んだり 「こんな 後ろ向きでは魔法使えないな……。 」 魔法のかかったカトラリーで 憂鬱を切り分けたら 魔法のかかったカトラリーで 甘いシロップをかけた きれいなものに憧れるたび きらいな自分 浮かんでくるのは 「なんでだろ? 」って言ってみても「見てよ」 誰に届くの? じゃっじゃっじゃじゃーん 着込んだ黒も全部塗り潰すぐらいの 甘い甘い甘い色で 僕の僕のグラスを満たしてくれ 喉乾くくらいの 甘いやつが 欲しいから 魔法の 魔法のかかったカトラリーで 憂鬱を突き刺したら 魔法のかかったカトラリーで 心に春風吹いた きれいな色に染まらなくても すてきな夢が描けるのなら 布団でぎゅっと丸くなっていても 「別にいいよね」じゃっじゃっじゃ じゃーん