上手く笑えないならせめて 上手く泣けたらよかったのに どちらにもなりきれない 中途半端な自分をまた嫌いになる 悲しいなんて 苦しいなんて 言葉ひとつで表せるような 簡単な感情じゃないけど 時間はちゃんと 記憶を薄れさせてくれるよ そうやって今までだって やり過ごしてきたでしょ 君がいない夜も なんとか眠ることが出来たし 君がいない朝は いつもより早く目が覚めた また今日が始まる 僕だけ時計の針が進む 失った分大切にできるとか 傷付いた分優しくなれるとか どうでもいい 何も響かない 君だけが僕の居場所だったの 当たり前のように描いていた未来 叶えたいと思っていたあの夢も 君がいなきゃ 叶えることなんてできないよ ねえ どうして 当たり前のように過ごしてたこと 今になって思い出す あの夜を 君がいたから僕は 今日まで生きてこれたのに 好きだとか 愛だとか 言葉ひとつじゃ表せないほど 君のこと こんなにも想っているのに 時間はどうして 記憶を薄れさせてしまうの そうやって嘆いたことさえも 忘れてしまうかな 君がいない夜を 何度も繰り返してれば ちゃんと 君といた日々を 思い出すことも減っていく また今日が始まる 君がいない世界は 素晴らしく残酷に 僕だけ時計の針が進む