夕焼けに過去を透かして見るのさ 風の匂いが夏の終わりを告げた 近づく今日の終わりに僕は 夢見た君との未来を溶かしたんだ 別に美味くなくていい 洒落たカクテルを飲みたい 今夜は気取っていたい 心が痛くないように やっと答えを見つけたよ ここにはもう君はいないけど だからせめて忘れたいよ 君を想った過去の自分を 所詮口約束だったと解っていたけど 悟った 気になっていただけだったんだ そうやって僕は過去を認め始めて いつからか僕は 止まっていたんだった 時の流れをあてに忘れようにも 果てしない義務教育の途中みたい 固結びされた紐がほどけない様に もどかしさだけが残る 今日もまた夜が訪れる 夕焼けと共にさらってよ 今を生きてないこの自分も 終わりの意味を教えてよ 君の声が聞きたくなった 必ずなんて言葉ほど 嘘になってしまうと思った いつか忘れてしまうまで 君との過去を背負ってもいいかい