少年のような瞳に 世界を映し あの人は 暗い空見上げた 路地裏でビールの缶 握りつぶして歩いてた 泥だらけのブーツで あの頃に はぐれたまま 手紙さえ書かずに10年が過ぎたけど ポケットの中の ひとことを今も あなたは今でも 信じているの? ほこりにまみれた 大切なものを 人混みの中で抱いてるの? 大人も黙らせる憎まれ口が 私には ひとつだけの武器だった 夕立ちも嵐も 平気な振りで 笑ってた 怖くて震えながら 悲しみのドアばかりが 永遠に続くと思ってた 20才の頃 たどり着く場所を間違えるたびに 泣きはらす夜が やって来たけれども 失った後で 出逢えた夜明けは そんなに悪くはなかったよ 10年が過ぎて ごまかした夢を忘れたフリして 私は生きてる 遠い夏の日の 私に言わせりゃ 裏切り者かもしれないね やっとこの頃は この場所のことを 私昔より気に入ってるよ 思ってたほどは きれいじゃないけど まんざらひどくも ないみたい いつかまたふたり あれからの事を お酒でも飲んで 話したいよね そしてあの頃の無謀さに少し やきもちをやいて 手を振ろう ポケットの中で ほこりにまみれた ポケットの中で ほこりにまみれた ポケットの中で ほこりにまみれた