君は嘘ついた ほんの軽い気持ちで 僕は言えないよ 何も言えないよ 君の隣で 振り返らないで 始めの合図を決めよう 真夜中とライト 走り出す愛を わざと転ぶふりをして 君は髪留めを外す 晴れ渡る空を 照らす灯りは見えないままで 君の血は僕の血と同じ味だった 揺れる僕らには足跡を見る 暇もなかった いたずらだった君の熱がわかって 婀娜な目を見つめていたかった 鳴り止まない青い音が夜に響いた 響いた 君はつぶやいた 「あなたはあなたでいて」と 君が抱いていた 280を知らないままで さざれ石につまづいて 君は髪留めを失くす 晴れ渡る空に 光が滲んで見える 君の血は僕の血と同じ味だった 揺する僕の歌 足音を聞く暇もないまま ディストピアだった 君は僕を放った はたしてすべては解けてしまって 朝焼けは青い月を夜に残した 残した 明日がまた今日に苛まれる 僕ら繋がっていた