言おうか 今日は言おうか 思い続けて過ごした 一度ずつの夏と秋 このまま いっそこのまま 君を奪って逃げよう そう思うだけの送り道 別れ際くらいは 思い切ればいいのに 引っ込み思案の僕の言葉は 奥歯にしがみついて 出て来た言葉といえば おやすみ気をつけて それから君のママによろしくって 今更そんなことばかり 挙げ句の果ては 大事な一言だけが廻り道 一度だけこっそりと 人混みに紛れて 君が好きと言ったら その日で一番ウケた笑い話 今夜も君の前では 当たらず障らず いつもの冗談ばかりで つまりは さよなら 今日はさよなら きっと明日もさよなら それじゃまた明日ねって 君はそんな僕を 知ってか知らずか いつもの冗談ばかりで 結局 さよなら 今日はさよなら きっと明日もさよなら それじゃまた明日にでもって