浮かれた街を映して曇った窓に 眺める暮らしは今日も灰色のままで 傾いた世界ぐらぐら 落ちぬように根を張って 釣り合った重さ取れるなにかを 望んでる 今ひとりおどけたステップ部屋の中 キラキラと舞って翻る思い出たち 憂鬱な話に耳を塞ぐように 今は生きてたいだけ ワガママだらけな今日は 透明でいたい 心の隅の私をどうにかあやして 値下げのクリスマスケーキは すぐ食べ飽きたし 手軽な幸せにはもう胃もたれしてる 特別な何かが欲しくて眺めてた ピカピカのショーケースだって 嘘つきで 気付いてる 受け取った手のその間に 本当のことがあったと 足音に合わせて呟く 歌がそっと 僕らの冬和らげたら 水たまりひとり踏み出して 写し出す白い空 メロディにそっと色付く 誰某の決めた風景を塗り替えたら 今はこれだけでいい