甘く綿菓子みたいで それでいてガムみたく消えない 本当のことを言えなかったことが まだ悔しいみたい あの日伝えたかった言葉は 夕暮れにのまれてしまってさ 結局ぼくはひねくれてるままで 今日を迎えているんです どんな涙を流してみたって 気は晴れないし きみに会いたいし 星が流れてもこんな場所からじゃ 届きやしないな 届きやしないな 会いたいときにはいつでも 会えるからって 頬を包んでくれた その柔い手が 灯してきたいくつもの火を 眺めています バター色したお月様 見ないふりしたあの人の強さは 誰よりずっと孤独ね だから抱きとめていてね お願いだよ どんな涙を流してみたって 気は晴れないし きみに会いたいし 星が流れてもこんな場所からじゃ 届きやしないな 届きやしないな バター色したお月様 どうかあの人を迷子にしないでね 溶けちゃいそうな温度で あたためていてください お願いだよ ぼくは幾度となく思いだすだろう 苦しくもなるし消えたくもなるよ でもねいつの日か巡りあう人に きみと 同じようにやさしくできるように できるだけ 真っ直ぐに生きてゆきたいのです