スーベニア ぼくの手を引いてくれるの? 誘われるままに 歩いてみてもいいの? 一歩踏みだした途端 ぼくは泣きだしそうになりました きみの匂いがしたから きみの声がしたから スーベニア ぼくの手をはなしてくれないの しまっておいた 台詞思いだしちゃったの 「これでよかったの?」なんて 野暮なことは聞かないでくれよ もうゆっくり落ちてゆくの 真夏のスノードームの中 寝息たてるちいさな背中を 抱いて眠る日を夢みていたのにな いつもぼくの手を握っていたのは べつのだれか どうかきみに会いませんように、 なんて 都合のいいこと思って歩いた ずるいよね 林檎みたいなほっぺ触れる勇気が ぼくにはどうしてもなかったんだ どうかきみに会いませんように、 なんて 都合のいいこと思って歩いた ずるいよね 林檎みたいなほっぺ触れる勇気が ぼくにはどうしてもなかったんだ もうゆっくり落ちていくの 君の声がしたから もうゆっくり落ちていくの 君の匂いがしたから もうゆっくり落ちていくの きみの声がしたから 真夏のスノードームの中