思い草

歌詞

夢と現実が一緒になったような 夜だった ねえわたしえらいよね 薄明るい部屋の中 ベッドの端に座って 髪の毛が乾くのを待ってた 好きだなんか言わなかったよ 敢えて名前をつけないことが とても心地よかった 悲しいこと言わないで 真っ直ぐに目を見ていてくれたのは 包まれた朝だけ もう少し心を覗いても、いいかな 往生際が悪いわたしの声を聞いて 君の苦笑う顔が浮かぶ 何度も交わした言葉遊びの後に 魔法が解けた 心が切れて血が出たよ 傷つく様が綺麗だと思った あたしはなんで怒ったのかな 君の吐いた息をかけてよ 時が経つほど もやがかかって夢に戻るのに 君だけ変わらないまま 何を考えているの ねぇ泣き笑うわたしを 少しだけもったいないと思って 溢れないように強く強く息を吐いて 蓋をする わたしにこのままで綺麗だよって 言ってくれたけどあなたはなんの 幸せも くれないでしょう カサブタは何度も剥がれて 痛みと共に少しずつ強く固くなるの そんな肌じゃ綺麗じゃないわ 少しも可愛くないわ たばこの匂いがまだ 残ってるの消えないの 服に、髪に、鼻の奥に、舌の裏に 肺に押し込めた煙みたいな気持ちを 夜空に吐いた 心が切れて血が出たよ 傷つく様が綺麗だと思った あたしはなんで怒ったのかな 君の吐いた煙に隠れていたいの カサブタは何度も剥がれて 痛みと共に少しずつ強く固くなるの そんな肌じゃ綺麗じゃないわ 少しも可愛くないわ