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十七歳の町

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3
  • 2008.06.25
  • 4:49
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歌詞

エレベーターの中で 2年と8ヶ月振りに あれ程愛した 君と昨日出会って どぎまぎするだけの 自分が不甲斐なかった それで今日海辺のこの 町にふと会いたくなった 海へと向って 岬が伸びていて ゆるやかな傾斜の 坂道が懐かしかった 小さな露地がふたつ 重なる川端の広場 不思議な占い師がいて 僕らを呼び止めたね 二人はこれからきっと 倖せになりますよって 残念乍ら 予言ははずれたけど 十七歳までを 君が過ごした この町 エレベーターの中へ 誰かに手を引かれて 現われた君は 純白の花嫁衣裳 どぎまぎするだけの 僕にすぐに気付いたね どんな顔をすればいい 時間を止めた僕に 君はおだやかに 笑ってくれたよね 岬に咲く花を みつめた時みたいにね 君を愛したことや 君に愛されたことが いい加減じゃなかったねって なんだか嬉しかった それから君はその手の 白いレースの手袋 はずして僕に 手を差し出したよね 君の手はやっぱり とても暖かだった

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