捧げよ 今こそ弔いの意を 運命の焔を放て 深き谷の底に沈む 虚無の果てに過去が踊る 映る刹那 涙に染まる 犠牲と化す無垢な夢よ 未知の闇 焦がれて 少女は手を引かれ 導く先に見たのは 死屍達の笑み 凍てつくこの世界で 最期を乞う貴女と 非力を嘆く我の 罪を背負って 谷の淵で朝陽を待つ 傷みだけを感じたまま 救いを求める声 導く先に見た 微かに込み上げる希望 破滅の陽を 凍てつくこの世界で 最期を乞う貴女に 捧げる時が来た 永久の別れを 未知の闇 焦がれて 少女は手を引かれ 命を願う者へと 旅立つ時 凍てつくこの世界で 最期を乞う貴女に 鮮やかな哀しみの 餞を 儚く咲き誇れ 淡き紅の華