土産を持って何処へやら 夏過ぎたとて 君なぜ嬉しかろうか? 景色は赤く染まりゆく 冬越せる場所 さがして旅つづく 雑草の茂るバス停で 君の手を握り締めたのは 僕もそう不安だけが 僕に襲い掛かりましょう 宛て無き旅は いつまでつづくだろうか? 深く座り込まんとす。 次のバスまで 時ただ小指ほどで 雑草の茂るバス停は 今到着の時を迎えよう さあ乗ろう「おじさんおいくら?」 季節を追い越せば 赤い花々 白い花々 そして少し休もう 君は眠りにつかんとす 落ちる涙は 故郷のなんとやら 土産を持って何処へやら 秋過ぎたとて 君なぜ嬉しかろうか? 雑草の茂るバス停を 今走り出した 高速バスは 夢を乗せた