空は夜に成り切れず 僕の帰りを待つ 君は並木道にひかれ 僕を誘い出す そして角を曲がる時 空は夜に変わる 並んで歩け 今宵からは秋らしい 月は二人の影追い 後からついてくる 僕ら街灯の下で 再び恋をする またここ歩くとは 君の「計らい」も憎らしい 枯れ葉 落ちるまで待てないと 夏の余熱に気付かないで 真直ぐと伸びるこの影は 僕らの影を追い越した またここを歩くとは 君のはからいも憎らしい 枯れ葉 落ちるまで待てないと 夏の余熱に気付かないで 真直ぐと伸びるこの道は 僕らの影を追い越した 恋は余熱のおかげで 僕らを引き止める 道は二人の行き先 慌てて確かめる 次辿り着くのは 24時過ぎのカフェテリア 枯れ葉 落ちるまで待てないと 夏の余熱に気付かないで 秋を見くびったその意味は 僕らの恋が赤いから