答え合わせの無い暗がりを 歩いてみると 待ち合わせたように同じ顔で 右に倣えの人達 ミントフレーバーの苦味 透き通った奥の異物 語らないその無駄な口を 開く用はもう無い 俯いて泣いてたら 時計の砂は昇るのか 窓の向こうで沈んだ星屑が そっと耳打ちした 見えない幻に 全てが映ることは無い 夜を灯す君の目に伝う色 それがすべて とんだ妄想なんだと 横たわる誰かが言う 天気予報を見逃した僕を 土砂降りが襲うかも 裸足で逃げ出した 稲妻の森を抜けて 同じように躓いても歩いた君と 待ち合わせ このままどこまでも 続いていくものはない でも今日の事をくり抜いて 浮かべたら 綺麗かもな 帰り道を忘れても 行くあてを僕らは知ってる 朝に沈む君の目に落ちた影 見失いそうな今日のことも くり抜いて浮かべてさ 笑いたいから もう僕らは祈らない 神様にも悪魔にも バイバイ