深い森を抜けて 淡い夢の先へ ここは朴を喰らうディストピア その声は聴こえるか 流れゆく景色の先に 立ってる誰かの影に 目を細めた雨は降り止まないと 置いていった願いを 腐らせて食べさせた 深層に刻まれた時の罪 しとしとと夕暮れを飲み込んだ 錆び付いた針が軋む ゆめゆめと言葉笑うなら 脚を切り落とす剣を これで最期のリズムを 鳴らすベルと心音よ 今に終わりがあれば 煙撒く街を背後に 息を吸う 草臥れたカバンを草に広げ なけなしの薬に縋る少女 その表情が濁る症状は 本当は何処かで救えたのに 徒然と行く先も蔓延った 色めいた花と散る 精々もうその身朽ちるなら 戯けたままの手札を 深い森を抜けて 淡い夢の先へ ここは朴を喰らうディストピア その声は聴こえるか 暗い海の底で 掴む光の導 きっとこの世界のエトセトラ この声は届かぬか 深い森を抜けて 淡い夢の先へ ここは朴を喰らうディストピア その声は聴こえるか 暗い海の底で 掴む光の導 きっとこの世界のエトセトラ この声は届かぬか