雪解け間近のこの道 覚束ないステップで掴まれた腕 転がっても支えあって歩いてきた 笑いあったね あの日みたいに 本当は分かりたくはないんだよ 人目に触れず進行する恋わずらい もしもね 早く手を差し伸べられたら 冷めきった手を温められたのかな 春待つその息吹に 空はあの日のように あなたの頬に染まった彩り まぶしく照らしてた 去りゆく君の瞳に映る 気づけばあれが最後 俺、どんな顔して見送ってた? 煙草に火をつけて燻らせた 煙に巻いて強い酒でも飲んでみた 後悔を口にしたら 痛んで滲む すり減った日々 何が正しかったのだろう 遥かな明日への道中 ふたり並んでみた景色 寄り添って、心通わせあえたかな 思い出すたびに 去りゆく君の瞳に揺られ 気づけばあれが最後 ふと、汗が目に沁みて辛いや 泪の通り道 頬を伝い濡らしてゆくよ 跡形もなくなるまで 泡沫の夢をみる いつまでも 悲しくて ただ空しくても 空は透明な青で あなたと暮らした部屋に 麗かな風が舞い込んだら さよなら君の季節に・・ララバイ 春待つその息吹に 咲き誇れ 気づけばあれが最初 こんなに夢を語り 共にした季節に・・サラバイ