空にからまった陽炎が 見下ろした帰り道 半袖のシャツと スカーフが揺れる 間違えたなんていつだって 口に出せば儚い 溢れ出した水 割れたレンズに流れ星 太陽と月の間に 時間の鍵を落とした 過ぎ去った日々のかけら 集めた 天の答えは短くはかない ここに駆け巡る蒼い道のりを数えた 明日から明日へと移り行く日々が 間違い探しの答えになるかな 時をなぞる 壊れそうだった白いハコ 明日を閉じ込めていた ふわりふわりすごした 毎日のフィルム 背を伸ばしたって 怖いのは 時の流れではなく 通り過ぎたのは 狂ったアリスのうさぎたち サイダーの透明感 風に向かう 情熱は 行き交う人の波間 溢れた 千夜一夜の 世の夢のごとし 潮騒の音に蒼い年月をたどれば 戻らぬ想いが作り出した夢 間違い探しの答えはどこかで 星に変わる シャッター音とともに切り 取る時たち 永遠の時が近づく 狭間に 天の答えは短くはかない ここに駆け巡る蒼い道のりを数えた 明日から明日へと移り行く日々が 間違い探しの答えになるかな 時をなぞる