まんまるい月に見下ろされ今宵も 足を棒のように振って 影だけを連れ添って 頭ん中描くのは僅かな夢 あとはネガティーな想像と それに伴う妄想 今この場所で立ち向かうべき相手は 何なんだろう ❝他人がどうだ❞って得意げになっ て語ってる誰かときたら 足元をじっと見つめてるだけで 「動きたいのに動けない」が口癖に なってるのも気づかない 理屈だけ増やして 年月をくってきた 当たり障りないような言葉達だけ 並べるだけ並べて やってやったような表情 正反対のプランにも背中叩いて 自分をグッと飲み込んで 納得のいった表情 いつかその内側の何かがハジける日 が来るよ ❝他人がどうだ❞って気がかりにな って目を凝らし続けていても 変わらないのは結局自分だけ 動きたいなら動けばいい ただそれだけの単純な言葉だ 楽だけ求めて生きていけない 他人がどうだって 自分は自分で この世に一人しかいないし 誰に真似できるものなんかでもない 規則正しく敷かれたレール 真っ直ぐ歩いていくよりは ひたすら迷って 何度叩かれて 死ぬほどヘコんで 落ちるだけ落ちて 暗闇の中を手探りしながら それでも見つけたい光 自分だけを照らし出す光 自分だけに降り注ぐ光