無造作な怒り あるだけの光 誰かが鳴らすスニーカーの音 スキール音とまではいかないけど 騒ぎ立てるスタートの音 お洒落なだけのミュージック 身に纏い 走馬灯のように駆け巡る 俺たちのだけのミュージック 走らせ 落とした針の行く末を見る 夜を照らす 闇の音 髪を揺らす 風の声 デートに行く服が決まらなくても デートに行く服が決まらなくても 「死ぬ前最後の一曲、ではなく 朝起きてまずの一曲になりたい」 手軽なコンビニエンスの光が 僕らの言葉をかき消す 薄っぺらく消費されるだけの 何かたちが 僕らの 体を 蝕んでいる 忘れ去った記憶だけで出来た 塔の上には 自分じゃない 自分が 笑って立ってる デートに行く服が決まらなくても デートに行く服が決まらなくても