のらりくらりと躱す 槍の雨が降ろうとも 空高く旗を掲げ 茜空に消えた 明日になれば笑い飛ばそう 今日は落ち込んだ振りをして 帰る 自らはった檻の鍵は 自分しか持っていない 向かい風は強く感じるだけ 飛べないなら走れば良い 想像してた未来とはまた 違うことばかり起こるけど 隣を見ればお前らがいる 傘もささずに歩く 雷に怯えながら 強がりを貫き通す 者に光差すように どこまで行けば辿り着くだろう 案外必要な寄り道もあった 汚れた瞳でしか 見えない汚しちゃいけない物 抱えたその荷物は 無くしてから重さを知る いままさに 歩くこの道を振り返ると 見える足跡は 誰にも消せやしない 言葉を使わず語る 崩れてしまいそうならば 耐え抜くそんな強さなど 捨ててしまえばいい のらりくらりと躱す 槍の雨が降ろうとも 空高く旗を掲げ 茜空に消えた