今年もなんとか ここに来ることができました 理想とは程遠い 険しい道だったけど 見慣れた街慣れた道 どこへ行こう何もないけど 遠回りして帰ろうか 陽はまだ長いから たまにふと思い出す 芝の上 見上げた空を ちょっと早いけど 花火が上がればいいのにな お前もいろいろあるだろうから 朝までなんてもう言わないさ つまらない話はやめろよ そんなとこだけ昔からなにも 変わっていないな そういえば少し前 うつむいてた時期に見かけた スーツ姿のお前に 声をかけれなかった 昔話に花が咲く そんな事言っていたかな 生きていればその話も 笑い話になる あの時こうすれば良かったな なんてもう考えなくてもいい 答え合わせはできないけど いまここで笑っているのは あの時そうしてたから 懐かしい記憶が 大袈裟に輝き出すから 今が物足りなく 感じてしまうだけなのだろう あの頃の僕らが向こう岸で 手を振っている 呆れるほど眩しい笑顔で こっちを見ている 今年はなんとか 胸を張ることができました 転ばないようにしても 泥だらけになったけど 数年先の今頃は 今日の話をしているのだろう そういつだって この今が一番輝いてた そういつだって この今が一番輝いてる