履き潰したスニーカー 適当に選んだTシャツ スタンプだけの返信 わざとらしく、わたしらしく ピンクの花柄のワンピースとか 整えた薄紅色のネイルとか 飾らない真っ直ぐな言葉とか ちゃんと選ばないよ そんなつもりじゃないからね 意味のない言葉のやり取りすら 忘れられない 一字一句書き起こせる 温度も色も覚えてる どうしようもなくあなたが 欲しいこと どうか気付かないでいて 頑張らないように頑張ってる 頭の中でいくつもの言い訳並べて 頑張らないように頑張ってる 消えない期待を抱き締めながら 好きでもないのに キスなんてしないで 好きでもないのに優しくしないで 都合の良い勘違いしちゃうから 好きなんかじゃないわたしあなたを 好きなんかじゃない 好きなんかじゃない 都合の良い存在同士だから あなた好みのピンクを避けて 深いブルーに隠した想いを しがみついた背中の爪痕に残すの 頑張らないように頑張ってる その気なんてないわたしを演じ 続けてる 頑張らないように頑張ってる こんなはずじゃなかったのにな 諦めたふりしてなかったことにして 全ての証のこのブルーを落とした 指先で紡ぐ精一杯の強がりを あなたがどこかで 気付いてしまわないように