Track by羊文学
夜の中で君が一人泣いてても 誰も気づきやしないから 構わないだろう それはたとえば野に咲いた一輪の 輝きこそはしないけど 優しさを知っていて 知っていて 夜の中で君が一人泣くことは どんな訳があるとしても 許されているから この部屋でまだこない光の降る朝を じっと待ち それでも忘れないで 最後にはまた静かな夜が戻ること 夢を見る 夢を見ている 夢を見る 夢を見ている 時計はもう 止まったままで 夢を見る 夢を見ていた 夜の中で君が一人泣いても 誰も気づきやしないから構わないよ 構わないよ