行ってみたいような 駅に着いたときの がっかりした感じ 僕は忘れないね 観たくないような 映画を観たときの どろんとした感じ 僕は忘れないね かんに障るような 彼の口癖を 笑ってごかませ 笑ってごまかして 僕はきっと 黙っていたいんです ほらみんな同じなんだ 僕が見る限りじゃ 瞼の裏にイメージ焼き付けて それの通りいかない僕らの外側を もう半分以上は諦めてるけど 「意味じゃないし、形じゃないんだ 」って ここでもずっと 彼女はテレキャスターを手放さない 僕にできんことを 並べてほらどうたいって 意味がわからんね ただ苛つくぜ 安心したいから 僕を責め立ててみるのかい それで君の何が変わんの 電柱の裏や 教室の隅で 少年の笑顔 人を殺しそうな どうにか逃げ出したんだ どこへ行こう 今もずっと考えてんだ それでもきっと 彼女はテレキャスターを手放さない 荒唐無稽な歌詞も 嫌いじゃないね ただ少しくらいは 味方であってほしいけど どうしようもないような ひとりぼっちの少年 意味じゃないし、形じゃないんだ ここではずっと、 彼女はテレキャスターを手放さない