窓を叩く 日差しの束 眠い目を擦った ソファーの上で あの日のこと 忘れたくて 別れの歌 書こうとするけど 残る微熱に悩まされて ぐちゃぐちゃになった頭を 冷やすため ゆっくり淹れた コーヒーの匂いで時間が止まる また今日も思い出してしまったな 甘い恋にも似たような苦い香りが なぜか君に似てる いつも通りの 朝食をとり 風に揺れる葉のさえずりに 置いてかれてしまったようで 思考のぼやける冷たい眼差し 細い声で鼻歌にのせた メロディー なんか思いつかないな 君のせいだよ コーヒーの匂いで時間が止まる また今日も思い出す あの頃 優しい愛に任せて身をゆだねた 僕は君に似てた 君は僕に似てた