なけなしの声で誰かに問いかけた そのどれも空回りするだけ 間違った事を今更思い知った もうどうしようもない こんな僕を見放してよ なにもない、僕にはなにもない この心しか それすら君にあげるから 全部あげるから もうちょっとだけそばに なけなしの声は枯れてしまったが それでもいいと君はそう言った 間違った事さえも僕の全てなんだと 教えてくれた 沈みかけた陽の微かに紅い空が やけに眩しかった 君と見たからだ なにもない、僕にはなにもない この心しか それすら君にあげるから 全部あげるから もうちょっとだけそばに 何かの最後は君がいい その何かが来なければもっといい 「こんな僕を見放してよ」 そんな僕を見放さないで 沈みかけた陽の微かに紅い空を いつまでも見ていた 忘れない為に やはり眩しかった 君を見たからだ なにもない、君にはなにもない そんな日が来ても 僕なら君にあげるから 全部あげるから なにもない、僕にはなにもない そんなはずがない これだけ君がくれたから ちゃんと歌えるんだ 他になにも要らないから もうちょっとだけそばにいて