Track byIon Lithos
春 暮れる 日 公衆電話と開いた回覧板 言いそびれた言葉 青 揺れる 陽 アーケードぬければどこまでも白 きのうのこと ぼくは知っている 足元に水浅葱 空に渡り鳥 ぼくは知っている 君が笑った 夕方五時のチャイム ぼくは知っている 春の宵 君の声 雨が降って終わった 記憶は感光してよく見えないんだ 風で揺れた勿忘の花 君が笑った 写真があるから