魔法の存在を信じていた 今もまだ夢に見る 正しいことばで以て 貴方を形容したって 極めて不完全であって 余計にもっと寂しくなって 踏切の警報が鳴って 耳鳴りが飽和していって ヘッドライトが夜を割いて 独りじゃ逝けないと知る 硝子の靴は落としたら 砕け散ってもう戻らないこと、 大きな音に乱反射する光を見るまで 知らなかったのだ 君に出逢い生まれたてのまま 大人になって、 放り出されて 途方に暮れて、今、目が覚めた 明日が今日になる点と線の上 力なく座り込んでる 馬鹿みたいに寒い夜道の 自販機の明かりの前で 美味くもない煙草吸った このままじゃ帰れないの 私の嘘を見抜いて 1から作りかえて 今日までの全部を壊して 生まれ直したい 獣に生まれ、生きるため 五感が冴えてしまっているから 贋物の匂いに耐えられない、 本当は何だって良いのに 知らなかったのだ、 君に出逢ってしまう 運命に分からされた 現実と私の野性、 二度と戻れない