呼び止める声も聞こえない 追いかけることも叶わない 強く激しい時の流れに 戸惑いながら彷徨う 足元に今 落ちているのは もう壊れてしまった夢の欠片 拾い集めて胸に抱けば また流れる涙が愛おしい 深く冷たいその闇の中で まだ渦巻くような何かが一歩足を 踏み出す 何度も君に言いかけたこと 今渇いた口元潤して 重く頭上を覆い始めた あの雲さえ言葉を交わすほど 何事もなく生きてゆければ もう全てを投げ出し墜ちてゆく 遠ざかるほど傷み憂いても まだやり残してる 何かがそこに眠ってるから 届かぬ指に触れかけながら あと少しの隙間が埋まらない 呼び止める声が届かない 追いかけることは迷わない 強く激しく時は流れる 戸惑いながら彷徨う