見えなくて 触れないもの 知らない愛をくれたのに これまでとこれからの コントラストが この世界を変えてくなんて 好きな歌 口ずさむほど あんなに空は青かったのに ついさっきまで 手を繋いでいたのに 神様の悪戯? それともデタラメな夢ならば はやく はやく 覚めてくれ なにかを失って 死にたくなって なにもかも捨てそうになって トドメを欲しがって 果てない闇の中で 耳をすましたって 聞こえるのは無色の音 なぐさめの無駄声 ゼロになるまでの ムシノイキだろうけれど 夜に瞬いた 走馬灯は わずかな空にしがみつき なにかを失った その手の中にまだ 残されたモノを いくつまで数えれるかと 問いかけるだろ? 弱ったムシノイキの先にはいつも 僕がいる まだ君だけじゃない 透明で 不確かなもの 与える意味をくれたから 雨色を変える グラデーションを 仰ぐような日々だったよね 約束ばかり交わして がんばれる理由ばかり増えて ついさっきまで 笑い合っていたはずなのに 夢幻なのか それともあの頃が夢ならば ずっと ずっと 覚めないで 冷たい群青に 落ちてくような 底もなく深い魔界で なにを叫んだって 細かい泡に変わって やがて消えんだろって… 言葉にもならない弱音 奥に押し殺した 今にも溶けそうな ムシノイキだろうけれど 薄れゆく視界の 遥か向こうに 蘇る記憶たどれば 凍え死ぬ前に 足掻ける理由だけを 思い出してみろって まだ息のある温もりが 訴えるだろ? 弱ったムシノイキの先にはいつも 僕がいる まだ君だけじゃない 茜く燃えた あの夕陽も 冷たく 碧く 消える 輝いてた 昨日までの 栄光に手を振ることも その背中を見つめる 誰かのためになるさと 小さな朝陽が揺れている You aren't alone yet 残酷な明日に 陽を灯して 暗黒を照らすような 悪魔が言い出した 正義の味方なんて この世にいないけれど 僕だけは君の味方と 胸を張るから 弱ったムシノイキの先にはいつも 僕がいる まだ君だけじゃない