Track byKUDANZ
誰ぞ知らぬ山よ どきどきお呉れ 未知を踏みしめたら 震える足 溶かしあう雪だるまの侘しさも 春は水になって 何処までも行け 空に立ち昇って 町を見下ろす 誰かの思い出は 入道雲 夕立に濡れた後 虹が出る 「ここにおいで」などと 橋を架ける 近くにいれば見えない 遠く眺めるだけの 気化された思いは 色を宿す 虹が降りた場所の 木々が色づき 一言告げた後 枯れ葉が散る もうすぐ長い冬が 訪れるよ 薪の割れる音が 響いている