夢は あおい星にたくして 空は 朝を透明にとかすの 鳥は 下心を歌にのせて 朝を告げる 何回も聞いたその声は 夕飯の味を 身につけて 遠い 海の中で 波にのれば 月が飛んで 夜を告げる 窓辺に咲いた花が ハラリと 実を落とす そんな一瞬の事が 永遠に感じる 喜びを あの世でも この世でも そんな日々が ずっと続くように 明日こそは 意味を持たずに のんきな歌 そっと響くように あんな事や こんな事も そんな日々が ずっと救うような 明日が来て 今があるのさ そんな僕らは きっと 何回も聞いたその声は 夕飯の味がしみている 遠い山に 響かせ風をつたい 声は届く