間もない夜に日差しが混ざり溶け 名の無い日々が足をそろえ ありふれたエゴイズム まことしやか映りこんで ひとりただよがりいつまでも 愛想笑い 身も無い街じゃ語ることも無粋 消えない声で飾り立てて あるまじき花遊び 煽り立てた蜻蛉返り ビルで築かれた メトロポリス 消えたその背中をなぞる日は いつもくだらない春を謳って 淡く灯り散らすジオラマが 怖く只たまらない程に ひとしきり降った雨のように 一言綴った嘘のように ただ愛のない絵の紙芝居 ふらついて喰った夢のように 明日の日もきっと泣かぬように まだずっとずっとあなたを 照らしてたい 熟れないボクは一人で阿呆晒し 売れないショーが幕を開けて お馴染みの絵空事 蟠って盥回し 泥で煌めいたあなたこそいい 友だちになった時のように 裸足で笑った時のように ただ愛おしい程酔いしれて がむしゃら走った海のように 明日の日をじっと望むように まだもっともっとあなたを 照らせたはず あからさまでも手をつないで 半端な日さえそっぽ向いて さようならだけそっと言って ボクはどうもこうもいかないさ 笑いたいならちょっと待って 聞こえないふりばっかやって オチのない日がずっと去って 飛んだ声はとうに死んでいた ひとしきり降った雨のように 一言綴った嘘のように ただ愛のない絵の紙芝居 ふらついて喰った夢のように 明日の日もきっと泣かぬように まだずっとずっとあなたを 照らしてたい 友だちになった時のように これからもずっと言えるように ふらついて喰った夢の味が 明日の日にスッと消えるように またきっときっとあなたに 出会えるはず