僕の胸を不意に貫いた 防ぎようのない悲しみよ 僕を明日に駆り立てる眼差し その一声で時計は廻り出す ゆっくりと ゆっくりと ゆっくりと 歩き出す ゆっくりと ゆっくりと ゆっくりと 歩き出す ゆっくりと ゆっくりと ゆっくりと 歩き出す 僕らしさと 君らしさと 全て 抱きしめても 前に進むことに 疑問も持たずに 寂しくても平気なポーズをとって この身を任せてゆけたら 悲しみとかそんなものの中で まだ幼い自分の夢を見た 手が届かず取れなかったもの その全てを今手に入れたのに ゆっくりと ゆっくりと ゆっくりと 歩き出す ゆっくりと ゆっくりと ゆっくりと 歩き出す ゆっくりと ゆっくりと ゆっくりと 歩き出す 僕が生きることの意味を 全て 抱きしめても 前に進むだけで 見えなかったけど 僕の側に君がいることだけで 自分を信じてこれた 暗闇を照らす 街灯のように 僕を通り過ぎてゆく人達を ただじっとあたためて行きたい