呼吸を忘れてしまった水たまりに音 が落ちた もうすぐ上映時間さ白む洋服を身に 纏い 明日が恐いと泣いた僕は君に捧げた 浮かぶ花束 変わらない平行線は交わらない僕と 君だ たまにはいいことを言った余計なこ とはごみ箱へ 当たらない天気予報は読めやしない 君みたいだ ほらまた雨が降る 水面に綻ぶ月揺蕩う愛のかたちに色 を染めてく 消えてしまわないでよと心に閉じ込 めた 気がつけば雨が上がった水たまりに 音が踊る あの日のことなんてきっとありふれ た日々の一部で スポットライトが当たる君はやけに 眩しそうな顔 深く傷つけて 水面に揺られながら今でも空を泳ぐ 世界の中で 朝焼けに身を預けて心に描いてた 君が抱えた花束は溢れてしまうほど の写真と 静寂と夜更かしをしてうたたねをし て待ち合わせした このまま 夢が覚めないで 水面に浮かんでいた霞ゆく声にも色 づいていく 消えてしまわなくていい心に 水面に浮かんでいた儚く消えて散っ た花びらのように 忘れてしまわないでよと心に映して た ほらまた雨が降る