いつの間にか深夜部屋の中 見つめた蛍光灯は揺れたまま 何も変わらないな今はただ 「お腹すいて眠れない」 レモンサワーが冷えた冷蔵庫 製氷機が「ガタンッ」と どこか遠いところから鳴るような 音がしてドアを開けた 幼い少女は飛び出し 汗ばんだ身体冷やしたい お腹が空いたら泣けないなら 腹うるさいままとまれ ユラユラと真夜中は 壮大な衝動のせいにして 思い出したいことを思いだした レモンサワー流し込みたいから コンビニまでまだ夜の中 浅瀬を歩いた記憶から 匂いだけが重なってすぐさま 振り向けども誰もいない よく冷えてるグラスに 「カランッ」といれて 注ぎ込んだ仕草が 綺麗だなって 鏡見て自惚れた自分をいま 想像したい踊りたい 幼い少女は高鳴り 髪が乱れてもかまわない お腹が空いたら泣けないなら 腹うるさいただ騒げ ユラユラと真夜中は 壮大な衝動のせいにして 思い出したいことを思いだした レモンサワー流し込みたいから 幼い少女は知らない いつか終わる蒼い日々を 煩悩と涙が交わり たまらないから歩き続け 幼い少女は飛び出し 汗ばんだ身体冷やしたい 満たされたならばつたわるかな 涙が染みてよレモンサワー さよならレモンサワー