君を映した映画 僕が覗いた目には 線を結ぶ星座 眠りから覚めた 何も持たずに絵には 二人で描いた未来 「綺麗」に囲まれても 満たされないわ 時計の砂が落ちても 君のことも僕のことも できる限り 忘れないで サボることや愚痴ることで 生きることを続けていて 抱きしめたら 消えてしまう 壊れそうな夜のことを 僕らが主演の映画なら 主題歌にしよう 何億光年先の 遠くの星から 時間をかけ届く 光と同じように 何もないこの手には 実は灯った温もり 今更気づいた 君に貰った 時計の針を止めて 目には見えないし 形無い壊れ物の僕らを飲み込んで 頬杖ついて 笑ってくれないか 君がくれた 穴が空いた 風の中に 問いかけても さよならだけ 握りしめて ピアスだけが冷たかった 巻き戻して 繰り返して やり直すの できないよね カットがかかる その時まで そばにいてよ 不揃いでも これがいいよ 花の蝋で 封したなら 青く染めた 手紙を書く シナリオなら要らなかった 抱きしめたら 消えてしまう 壊れそうな夜のことを 僕らが主演の映画なら 主題歌にしよう 君のことも 僕のことも