AWA

〒ヵ"三

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  • 2020.10.23
  • 4:04
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歌詞

前略 街に郵便屋さんが増えた 気がします。 赤はよりうつくしい黒へ、 それぞれに跨り、 このままじゃいられないのは、 わたしぼくおれだけじゃありません でした。 やはり人は、 会えなくなると手紙を 書くものなのです。 蚊の幽霊を蒐集する、 グレイハウンドの足で蹴り 足したい、 唇でメッセージを送る、うかつな、 別れ際トンビに追われていた、 舌べろから両面テープが 剥がれなくなってしまった、 違う土地の架空の天気予報を見、 OKを奪われ、神様を反故にする、 君あなた。 わたしぼくおれもまた会える日が 来るまで、 君あなたのこと考えて手紙を 書くことにしました。 ただし、 文面だけでは味気ないから、 わたしぼくおれの声で音読して 下さい。 自転車に乗れたら、 どんなにいいでしょう。 わたしぼくおれは 自転車に乗れないのです。 いや、かつては乗れたんだけど、 いや、今でも乗れるんだけど、 今も乗ってるといえば 乗ってるんだけど、 そういえば 自転車に 乗ってるわたしぼくおれの 歌がありましたね。 自転車は漕ぎ出せば、ふわっと、 太陽の方へ浮いてしまいそうで、 そういう時は 決まってひどい夕暮れで、 あのビルの高いところの 飛行機のための、 赤いところにもうすぐ 届くかもしれなかったのですから、 わたしぼくおれは 地球になんでいないのか、 心以外は空の場所で、 世界に 嘘をつかれているかのようで、 だから、 わたしぼくおれは自分ではきっと 君あなたに届けられない手紙を 書いている。 最近発見がありました。 全部について、 わたしぼくおれたちの世界は バカアホ黙っていろこの野郎と 駐輪場の連続で、 その次に足音が連続して、 振り返ってみたらそれは タコでやさしく絡みつく、 多個足とも言え、 殺さない方がいいよ。 益虫だから、 光のウンチが 散らばっているかのように見えても 星のよく見える浜辺にだって 危険がいっぱいだから 安全でいっぱいで、だからか、 わたしぼくおれたちは 冷蔵庫の中でねむる野菜たちと同じ 夢たちが見られ、燐。 わっ思い出した、 電車のモニターからキノコが 生えていたこと、 どこまでが 一体……あのヒントのないQ、 さわれる モニターとさわれない モニターがあってさわれない モニターから成る恵み、 わたしぼくおれはそれを 食べたのだが、 それはわるくなかった。 わたしぼくおれたちは 明日自転車に激突される物体です。 非常に恥ずかしいことですが、 つまり案外、腹にたまるんです。 そのせいで、 世界はあまねく 手紙であふれるのです。 そんなわたしぼくおれたちの妙な 世界で、 君あなたが 歌っているということは、 そこにわたしぼくおれとそのもやが 迷い込むということは、 その場所にわたしぼくおれや 君あなたがいたということは、 わたしぼくおれにとって、 かけがえのない、いい夢です。 不一

6曲 | 2020
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