オンボロの僕ら 小さな車 ねこじゃらし撫でて進むような速さ 君が走れば わたしは眠れ 君は向こうからやってきた 缶空置いて 路草が好きで 煙草ふかせば言葉もいらない 春が来たなら出掛けていいか 君が好きなら路草の歌をうたうよ 街がひらけて海が見えたよ まるで向こうからやってきたのかと 思ったね 曇り空のけて僕は晴れ間を追って しけた花火 元気かい シャツの青さがひかりをたくわえて 揺れる 車をとめて煙草ふかせば あなたが側で笑った気がした 春が来たなら出掛けていいか 君が好きなら路草の歌をうたうよ みどり色も青も見破れない嘘も ここらにおいて歩みを進めよ 曇り空のけて僕は晴れ間を追って みえた花火 元気かい 夏がすぎても私はずっと あなたと見てた花火の牡丹がゆれる