愚かな罪の代償なのでしょうか 誰もが微睡み宵闇靡く頃 黒いビロードと血が滲む赤い靴 つみ重ねた虚飾の証だと言うのでし ょう 向こう側で笑う貴女 羽根の千切れた鳥は地を這って 神さえ見放した煌びやかな舞台の幕 開け 哀しきエトワール、 永久に踊りましょう (踊りなさい、私だけのため) 悪魔の声鳴り響く (囀りなさい、私だけのため) 光が潰えるまで 持たざる者の皮肉のような運命に 弄ばれ踊るマリオネットならば 貴女の履いた輝くガラスの靴 銀の斧で奪って全て私のものに 青い鳥の羽根を捥いで 巡り逢うため命差し出すわ 鮮烈な花弁散らしながら繰り返す舞 台 紅い月のソワレ、 永久に踊りましょう (もがきなさい、私だけのため) 回る死のピルエット (歌いなさい、私だけのため) 白薔薇が染まるまで 神さえ見放した煌びやかな舞台のフ ィナーレ 哀しきエトワール、 永久に踊りましょう 背徳の血潮を散らしながら繰り返す 舞台 断末魔のソワレ、 永久に踊りましょう (踊りなさい、私だけのため) 命蝕まれても (囀りなさい、私だけのため) 白薔薇を染めるまで