誰も寄せつけない眼差しは あきらめが体に馴染んだから 拭えない日々に さいなまれて やがて塗りつぶせる程に まどろみを吸って吐いて やり過ごす 訪れる空白の繰り返し 報われない無我夢中の最中 自ら明日を手放した 真上から見下す お前の悲しみに 塞がれてしまう 身動きも出来ずに 胸を撃ち抜かれて 痛みすら奪われ ただ忘れたいだけそれだけ ひと握りのささやかな過去 その感触だけを手元に 火花散らす滑車の上で 全て置き去りにしたままに 後悔を殺して 滑り落ちて行く 在りもしない答えに 取り憑かれた俺の 結末は見えている 結ばれているような その思い違いが 仕合わせと言うのなら 真上から見下す お前の悲しみに 塞がれてしまう 身動きも出来ずに 胸を撃ち抜かれて 痛みすら奪われ ただ忘れたいだけそれだけ ひと握りのささやかな過去