昨日までの雨が嘘のように通り 過ぎて 忍ばせた口実を 「そう言えば…」って 気付いたらふとした時に 探してた数だけ ふざけたまま想い告げる 卑怯な僕に 「愛してくれますか?」なんて 冗談めいて 悪戯にしかめた顔で 素足が波音に踊る 君の全てを 焼き付けたように 世界は止まる さよならとまたねの前の 高度な駆け引きに 背中押され 差し出した手が 震えないように 伝えたい想い溢れ過ぎて 溺れそうさ いつもより静かな君の 乾きかけの髪が触れた 頬に手を当て 思い出すように 世界は廻る 昨日の雨が嘘みたいさ