瞬き 縁取り示して 封じきべき面影を呼んだ うつろふ色は はらはらと 描きいだしゆく こころの炎 あららかに燃ゆる度 ほの甘く苦い かの時 嗚呼 手を放さざらば 咲きけり微笑み 守られけむや 行き場のない問ひに 揺蕩(たゆた)って 閉ざされた空を眺む私の 命運 攫(つか)みし その後ろ側に 絶へさせたものが並んでいる ぶつかり背きし景色も いつしか滲みて残像になる 人は皆 彷徨いて 見つけむ 生くること まばらな想ひ総て紡がれて 口惜しき記憶も泪も 抱きしめながら明日へ あららかに燃えましょう 麗しく(吉凶どちらも)受け止めて (胸に) この歌に(夢に)込む かの時 嗚呼 手を放したから 咲きけり微笑み 守られけむや 行き場のない問ひに 揺蕩(たゆた)って 曙の空を眺む私の 巡り合ふ未来 願ひ続ける想ひ 命運