眠れない夜にひとり 何気なく 手にとった本に綴る 言の葉を 「齷齪(あくせく)生きても 何もしなくても 誰にでも同じ そう、死はやってくる」 色彩(いろ)を亡くす 街路樹に 秋の風 思い返せばいつでも 同じ顔 いつしか僕らも 大人になってた あの日の過ち 数えても 重ねた時間は 今ではあまりにも長い 生まれたばかりの 子供も大きくなる頃 あの頃僕らは 見えない光を感じて 自分が何かになれると 信じきっていた 夜の向こう いつもと変わらない日々 声に気付かずに どこにも無い答え探して <♪> その胸の奥の深くに 灯(あか)りのない部屋 星を散りばめて 綺麗な夜空になればいい 僕たちはきっと 幾つも過ちを重ね 涙を流して悔やんで 強くなるのだろう 心が痛くて 苦しくて 逃げ出したくても 悩むことはない それがいつか道しるべとなるから